多汗症の症状に長い期間悩まされてきた人にとって、まず真っ先に思うのは手術で一気に治したい!ということではないでしょうか?

確かにこの気持ちは分かります。

とはいえ手術には必ず危険が伴う事実も見過ごすわけにはいきません。

 

自分の身体にメスを入れる前に、ちょっとだけ落ち着いてその手術の内容を確認してみましょう。

交感神経ブロック手術は別名「ETS手術(交感神経節切除手術)」とも言われています。

この治療法についてザックリ説明すると、胸の周辺に偏在する汗の分泌をコントロールする神経を物理的に切断するというものです。

 

交感神経ブロック手術は、基本的に一度に右手と左手両方を手術してしまうというケースは少ないようです。

まず片方(大体、利き腕の右手)を手術してみて、その後の体調の経過(代償性発汗など)を見てから、もう一方の手もETS手術を行うかどうかを決定するのが一般的だとのことです。

 

交感神経ブロックのメリット

ETS手術の最大のメリットは効果に永続性があるということだと思います。

また効果に即効性があるので塩化アルミニウム液などで繰り返し患部に薬をはたき込むという手間から完全に開放されるのがメリットなのかなぁ・・。

ボトックス注入の治療の場合は、効果が3~6ヶ月程度ということで、繰り返しの治療が必要なことを考えると効果がずっと続くというのは魅力に感じます。

交感神経ブロックのデメリット

ETS手術の最大のデメリットは神経を一度切除してしまうと元には戻らないという点です。

個人差があるようなのですが代償性発汗といって、必ずと言って良いほど手のひらから汗が出なくなった代わりに背中や下半身などこれまでと違った部位から大量の発汗がおこるそうです。

手のひらさえ汗をかかなければ良いと割り切れる人は良いかもしれませんが、代償性発汗が例えば顔などの目立つ所に現れてしまったら・・・と思うとなんだか一かばちかの賭けのような印象を受けてしまいました。