このページではわたくし船崎の手汗遍歴について書いてきます。

 

小学生の頃の多汗症の思い出

掌(てのひら)の大量の汗。特に緊張しているわけでもなく、激しい運動をしたわけでもないのにとめどなく流れる手汗。

自分が「ちょっと面倒だー」「もしかして自分は他人と違う?」と思うようになったキッカケは小学生低学年の頃です。

まだその頃は小さな子供だったので「汗が嫌」「手汗を解消したい」という目的意識をもった明確な感情ではなく、ただ単に自分は「何かあるのか?」「自分の手は他人とは違う?」と不思議に思った程度でした。

私が手汗を間違いなく意識するようになった契機は学校で宿題として配布された算数のプリントを見た瞬間です。

私のプリントだけ波打っているのです。それも一度や二度ではなく、何度も!

「理由は分からないけど自分のプリントだけいつも決まってしなびれてるな~」と感じたことが、手汗を意識する契機でした。

とはいえ、その当時はまだ私も小学生低学年だったので「手汗が面倒だな~」程度にしか感じておらず、特別問題視はしていませんでした。

 

中学生の頃の多汗症の思い出

小学生の頃に「なんか変だな」と思っていただけの頃と比べて中学生になった頃には「プリントが波打つのは手の汗のせいだ」「手の汗がなんとなく人より多い」ということに気付き始めました。

それでもとりわけ「嫌だ」という感情は大きくなく、漠然と「手の汗が多い」と感じていただけでした。

中学時代の私はサッカー部に所属していて、普段から走ったり筋力トレーニングをしたりということで、体に汗をかくという機会が日常的にありましたから「手だけが汗をかく」ということにあまり意識がいかなかったのかもしれません。

とはいえ、中学生にもなると異性を意識しだしたりする時期ですから、中にはやたらと身だしなみをキレイにしだす奴なんかも現れてきて、そういったお洒落を意識しているような同級生からは「あいつはなんか汚い」みたいなことを言われだして・・・

「手に大量の汗をかくこと」 = 「嫌われる原因のうちの1つ」

ということに気付き始めました。

とはいえ、その頃の私はサッカーに夢中でしたし、別段女の子にモテたいとも思わなかったし、自分のことを嫌ってくる人たちとも別に友達になりたいとは思っていなかったので深く悩むようなことはありませんでした。

もちろん何とかなるようなら何とかしたいとは思いましたが、せいぜいハンカチを常に携帯して字を書くときはハンカチの上に手を置いて書くとかどちらかといえば実用面での不便への対応が主だったと思います。

 

高校生の頃の多汗症の思い出

本格的に自分の手の汗にかいてしまう大量の汗が嫌になってきたのが高校生の頃だったと思います。

さすがに高校生にもなると好きな女の子が出来たりして、いろいろと身だしなみに気を使うようになってくると自分の体の変化にも伴っていろいろと気になってきます。

そんな異性を意識しだした頃に、たまたま兄が転んだ時に手をさしのべて手を握ったところ「気持ち悪りぃなあ?」と嫌な顔を露骨にされたのがすごくショックだったのが決定的に自分の手のひらの汗が嫌になるきっかけでした。

赤の他人ではなく、兄弟に「気持ち悪い」というように言われたことと異性が気になりだすような多感な時期だったというタイミングも相まってすごくショックでした。

そこで意を決して母に「なんか手のひらの汗が普通の人よりも多くて悩んでいる」と打ち明けてみたのですが、「新陳代謝が活発なだけよ」と、軽く受け流されるだけで取り合ってもらえませんでした。

 

大学生の頃の多汗症の思い出

大学生になった私はアルバイトを始めました。仕事の内容は手に汗をかいても目立たないように居酒屋の洗い場やキッチンでした。

本当は女の子もいっぱい居て接客も楽しそうなホールでの仕事をしてみたかったのですが諦めていました。

なぜなら・・注文をとる時のメモ用紙が手の汗でベトベトになってしまったり、お客様とのお釣りのやり取りで手渡しをする際に手が触れるのが非常に怖かったからです。

大学生の頃の私は、とにかく人に触れるのが怖くて怖くて仕方がないという一心で何事にも取組んでいたのを覚えています。

ちょうどその頃、付き合っていた彼女に「なんか手がいつもベトベトだね」ということを言われたり、友人の家でTVゲームをしている時もコントローラーがベトベトになったりとおそらく自分の中で最も手のひらの汗を気にしながら過ごしていた時期です。

 

社会人になってからの多汗症の思い出

大学を卒業し、社会人になってからはある意味「諦めの境地」みたいなのがありました。

手のひらの汗は気になっていながらも、人に触れなくても済むようなノウハウの全てを駆使しながら(笑)過ごしていました。

具体的には常にハンカチを手放さずに生活することはもちろん、水分をなるべく採らないようにというようなことを意識しながら生活をしていました。

握手をする機会があっても手のひらを浮かした握手をしたり友人だったらハグで誤魔化すという強引な回避方法を駆使していたのもこの頃^^;

「もう自分はそういう体質に生まれついてしまったんだ」と半ば悟りにも似たような気持ちです。

とはいえ、病院に行った折には何がしかのヒントや改善法はないか?と思い、時にお医者様にも相談してはみたのですが「甲状腺の肥大かもね」と言われ、わざわざ検査までしたのですが、結果は「問題なしでした」とのことでした。

「じゃあ他にはどんな原因が?」と質問しても「体質でしょうね」とあっさり返されて終わりという感じでした。

そんな風に原因や、ましてや「自分の手のひらに汗をかきやすい病気の症状」など知るはずも無く30年以上の年月を過ごして来たのです。